「上級者向けの中華うどん」
まず、「いこい食堂」、昔からの生粋のし地元食堂であるが、昨今の人気は中華そばである。それも珍しい地鶏の卵とじ風の濃厚な中華そばとして評判が高い。しかしその裏メニューとして密かに人気を集めているのが中華うどん。なんのことはない濃厚な中華そばの中華麺の代わりにうどんが入っているだけである(笑)。
うどんの製麺所では、うどん用の和風のいりこ出汁で中華麺を食べる習慣は多々見かけるが、ここはその真逆。ギトギトの中華スープでうどんを食べる。麺のうどんはたいしたことないが、うどんとは違った食品として既成概念をはずしてみると、これはこれでなかなかのもの。好きになればまた食べたくなる味である。
どういう理論でこの創作料理を考え出したのかを若主人さんに聞いてみた。ある日、なぜかその日は朝からお客さんが多く来てしかも皆がたまたま中華そばを注文、昼過ぎには仕入れた中華麺が切れてしまいなじみのお客さんに麺切れをお詫びすると「そんならうどんでも入れてくれ」・・・まったく「偶然」の産物である(笑)。
しかしそれにしても未だかつて誰も思いつかない(思いついても作ろうとは思わない 笑)想定外の中華うどんである。そろそろうどんや中華そばに食傷気味の通のあなたは体験する義務がある(笑)。しかし食べ終わっ後、ふと周りのお客さんのほとんどが中華そばを食べているのを見て、やっぱり複雑な思いにとらわれる修行の足らない人もまだまだいるようである(笑)。
|
「国道193号線から内場ダムに分岐する橋を渡って袂にある。」
国道193号線から内場ダムに分岐する橋を渡って袂にある。
「椅子席中心の店内」
椅子席中心の店内
「壁掛けメニューに、うどん類や丼物、中華そば等はあるが「中華うどん」はない。」
壁掛けメニューに、うどん類や丼物、中華そば等はあるが「中華うどん」はない。
「かなりすみっこに追いやられてしまった中華うどん」
かなりすみっこに追いやられてしまった中華うどん
「中華うどん 500円 それも中華そばの丼で出てくるので箸をつけるまでは、まさかうどんが入っているとは思わない。(笑)」
中華うどん 500円 それも中華そばの丼で出てくるので箸をつけるまでは、まさかうどんが入っているとは思わない。(笑)
|