「うどん店ではなくうどんや」
徳島市の繁華街である秋田町に70年余り続く食堂である。近年リニューアルしたようで、店内も小ざっぱりとしているが、メニューも至ってシンプル。
昔はどこの町にもこういった「うどん」と「丼物」だけのうどん店か食堂かわからないいわゆる「うどんや」がたくさんあった。それが今では「うどん専門店」や「ラーメン専門店」としてメニューによるお店の主張が前面に出す店に駆逐されるようになった。流行りの飲食店の傾向として、お客さんにはわかりやすいのだろうが、オリジナリティを訴えようと「わかりやすいはっきりした味付け」や「特徴的な見栄え」をあまりにも追求しすぎている様に思う。
福助食堂のようなうどんやさんは「何がウリ」というものはないが、おそらく何を食べてもそこそこうまい。おじさんに「何がおいしいんな?」と聞いても「それはわからん。自分で決めていた。」と答える店は、おそらく「なんでもぼちぼち美味しい」のであろう(なんでも美味しくない店もたまにある 笑)。近所で仕事をしている人が毎日昼ごはんを食べに来ても、安心して頼める店である。
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「繁華街の道路に面した食堂」
繁華街の道路に面した食堂
「数人で満席のあっさりした店内」
数人で満席のあっさりした店内
「丼の「並」と「上」とでは何が違うの? 中華そばだけ赤字なのはなぜ?」
丼の「並」と「上」とでは何が違うの? 中華そばだけ赤字なのはなぜ?
「シンプルな肉うどん 500円」
シンプルな肉うどん 500円
「夏メニューは「近代的」(笑)」
夏メニューは「近代的」(笑)
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