「地域に愛され続ける食堂のシンボル」
近年、高松市に行政上で併合されてしまった塩江町は、山の中の温泉郷を中心として県内でも異文化を誇る地域である。まず温暖な香川県では珍しく「雪が積もる」(笑)。ショッピングセンターがひとつもない。コンビニは1店が出来るか出来ないか。うどんよりもそばの文化。学校ではクラスの半分が「藤沢」姓。ややこしいので苗字ではなく地名+名前(東谷の次郎とか)で呼び合っていたので、今でもその呼び方をすれば町内全員が子供の頃にどんな悪戯しておったかまで全部お見通し(笑)。・・・等々、ネタには枚挙に暇がない。
この谷岡食堂は塩江町における正真正銘のソウル食堂である。塩江町民なら全員がお世話になるが塩江から一歩でたら誰も知らない。どうやらメニューの内容は半世紀ほど変えていない。そもそも中華そばと特製中華そばの100円の差がよくわからない。おでんのスジ肉は回転が良すぎて時々生煮えでゴムみたいなのがあるので、おばちゃんに確認してから取るのが安全。秋の一時期だけ限定の松茸うどんのマツタケはおばちゃんは裏山から採って来るんやと言うとるがはたしてホンマかいの?(笑)・・・等々、自分で思いつくだけでも書ききれないほどのネタ満載である。
大量のネタ話は地元で愛されている証拠である。今日も地元で満席の谷岡食堂。愛されている根本理由はやはり食堂としての「味」でしょう。
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「塩江町最大の飲食店である。」
塩江町最大の飲食店である。
「椅子席の奥は座敷席であり土日は地元組みで満席になる。」
椅子席の奥は座敷席であり土日は地元組みで満席になる。
「ちらし寿司、きつね寿司の他にも唐揚や鯖煮つけ等の食堂黄金メニュー」
ちらし寿司、きつね寿司の他にも唐揚や鯖煮つけ等の食堂黄金メニュー
「ちらしずし330円 これをいなりにしたきつねずしは420円 香川県民には懐かしい味がしてほとんどの人はこれを注文する。他に中華そば500円も有名。」
ちらしずし330円 これをいなりにしたきつねずしは420円 香川県民には懐かしい味がしてほとんどの人はこれを注文する。他に中華そば500円も有名。
「出汁を注ぎ足し注ぎ足しで真っ黒になったおでん」
出汁を注ぎ足し注ぎ足しで真っ黒になったおでん
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