「焼きサバ寿司発祥の食堂」
今でさえ全国に広まったメニューの「焼きサバ寿司」であるが世に出たのはつい最近のことである。しかし、その昔から地元高知でも清水のあしずり食堂の焼きサバ寿司といえば午前中で売り切れることで有名であった。
焼きサバ寿司で名を馳せたとはいえ決して魚料理の専門店ではなく、今も昔も町の人たちの食堂である。観光客もちらほら見かけるようになったが、夜ともなれば町の宴会場でもあり、グループでおまかせ注文すると見たこともない魚介類が出てくることもある。今をさかのぼる10年前、都会の大店酒流通会社の社長さんグループを足摺岬に招いて会議をした際、ミシュラン三ツ星常連客の彼らは宿泊している足摺の高級ホテルの2万円の夕食に箸をつけなかったので、開き直ってここに連れてきて一人2500円で飲み食いさせたところ、想定外に絶賛されたことがある。今でも語り草になっているのでよほどのインパクトだったのであろう。
土佐清水のような最果ての町では、観光ホテルの豪華ではあるが定番の夕食よりも、こういった町の食堂の方のむしろメニューにないものに思わぬ発見がある。都会では決してお目にかかれないものに出会えるぞ。地元の人には当たり前のものであるんだろうが(笑)。
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「土佐清水の中心街にある今となっては有名店。」
土佐清水の中心街にある今となっては有名店。
「ショーウインドウは普通の食堂である。」
ショーウインドウは普通の食堂である。
「典型的な昔からの食堂である」
典型的な昔からの食堂である
「最近になって「清水さば」を前面に押し出してはいるが魚系以外の定番の定食類も豊富である。」
最近になって「清水さば」を前面に押し出してはいるが魚系以外の定番の定食類も豊富である。
「伝統の焼きサバ寿司 1000円」
伝統の焼きサバ寿司 1000円
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