「今も残る峠の茶屋」 その昔、予土線も高速道路もなく地方国道も今ほど整備されていない頃、松山市と高知市とを行き来するには唯一この国道33号線を利用するしかなかった時代から続く峠のドライブインである。距離的にもちょうど中間地点。その頃にはこの引地橋で車を止めてそばやおでんを食べてから残る半分を頑張るというのがドライバーのお約束であったらしい。
長距離移動は高速道路が主体となり主要国道も交通量が減るとともに道の駅等の公共施設も各地に拡充されて、峠の茶屋的名物ドライブインもその役目を終えていったが、この引地橋は未だ元気に健在である。
各地の新設施設で似たような新案B級グルメが競うようになにかにつけて話題にされるこの時代にあって、一方、ここのような永きに渡って愛されてきた名物料理はこの姿でより大切にすべきものと思うが如何だろうか?そのためには変わらず皆で利用してあげるべきであろう。
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「高知と愛媛の県境から高知側に大渡ダムを越えてすぐのカーブにある」
高知と愛媛の県境から高知側に大渡ダムを越えてすぐのカーブにある
「道路から眺める仁淀川。あと10キロも遡上すると県境を越えて面河川となる。」
道路から眺める仁淀川。あと10キロも遡上すると県境を越えて面河川となる。
「シンプルな軽食メニュー。この場所での小腹おこしとしては必要かつ十分である。」
シンプルな軽食メニュー。この場所での小腹おこしとしては必要かつ十分である。
「おだんは一串100円 山菜そばは400円」
おだんは一串100円 山菜そばは400円
「セルフサービスのおでん鍋。このほかにアマゴの串焼きもある。」
セルフサービスのおでん鍋。このほかにアマゴの串焼きもある。
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