「高岡のケンチキ(関東ではケンタ)」
高岡の町の古い商店通りに残る持ち帰りの焼き鳥の店である。「焼き鳥」というとどうしても親父がチンチロ燗した日本酒片手に管を巻くイメージであるが、ここは昼間のテイクアウト店である。しかしテイクアウトという言葉を使うのがはばかれるほ鄙びている。 我々が子供ののころは、こういった類の店が各町々に必ずあり、おがずを買いにくる近所の主婦と学校帰りに1串だけ買い食いする小中学生の溜まり場であった。今で言うとケンタッキーフライドなんとかである。
まちこさんも長いこと一人でこの店を切り盛りしてきたそうだがおそらくこの一代で終わりであろう。ハンバーガーやフライドチキンのグローバルチェーンの対極にあるファーストフードテイクアウト店である。
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「商店とおりの一角の持ち帰り店である」
商店とおりの一角の持ち帰り店である
「前面のテントは剥げ落ちてもう何屋さんかわからない。」
前面のテントは剥げ落ちてもう何屋さんかわからない。
「まち子さんが今も昔も一人で黙々と焼き鳥を焼いている」
まち子さんが今も昔も一人で黙々と焼き鳥を焼いている
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