「オムライス一筋40年」
ほぼオムライスとハヤシライスのみで永きを生き抜いてきた店である。ほとんどのお客さんはどちらかを注文する。
単品メニューで永い間続いている飲食店は必ず尊敬に値する。このオムライス、1日最低10食が出るとして計算すると、このおじさん、今までおんなじオムライスを10万回以上、一人で調理してきたことになる。そりゃうまいはずだわな。
ハヤシライスは作り置きができるのだが、オムライスは注文があってから作る料理。そう考えると、人生の大半をただただ同じオムライスを調理することに費やしてきたおじさんのつくるオムライスである。素材や奇抜さを評価したがる世のグルメ評論家にとっては取り立ててなんの変哲もないオムライスなんだろうが、心ある皆さんはおじさんの人生を想って心して食べよ。
おじさんによると、この店、その昔はもっと奥に広かったそうだ。連れ添った奥さんが亡くなってからは、一人で切りもりしていくために店を縮めてカウンター席だけにしたとのこと。かくいうおじさん自身もそろそろ御引退に近い御年齢。みんな早めに行っとけよ(笑)。
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「入り口の黄色に日の丸のちょうちんが、営業中のサイン。」
入り口の黄色に日の丸のちょうちんが、営業中のサイン。
「店はカウンター約10席のみ」
店はカウンター約10席のみ
「もう何十年もこのメニューだけ。黄色のメニューは最近できた。大盛りは300円アップで注意書きに一人で食べる人だけに限る・・・ということは覚悟して注文せよということか?(笑)」
もう何十年もこのメニューだけ。黄色のメニューは最近できた。大盛りは300円アップで注意書きに一人で食べる人だけに限る・・・ということは覚悟して注文せよということか?(笑)
「オムライス 600円 ごちゃごちゃしていない典型的な昔のオムライスである。」
オムライス 600円 ごちゃごちゃしていない典型的な昔のオムライスである。
「ハヤシライス 600円 どろどろしていない昔のハヤシライスである。」
ハヤシライス 600円 どろどろしていない昔のハヤシライスである。
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