「牛の町の牛のホルモン」
阿波池田の人ならみんながみんな知っているお店が「とんちゃん」である。「とんちゃん」は地元では古い焼肉屋であり、その一番人気メニューも「とんちゃん」である。池田は四国の中では珍しく、昔から良い肉牛を産することで有名な地域である。その地域の人たちが支持してきた焼肉屋である。
とんちゃんとは、いうなれば牛のホルモン(腸)である。牛肉で有名な阿波池田にある大衆焼肉屋ならではの人気メニューである。肉牛の産地なのにいまどきの高級肉ではなくて、あえてホルモン。それが町の隠れた名物になっている。私のようにたまにしか来ない県外の観光客と違い、たびたび利用する地元のお客さんの評判は絶対的に正しい。とってつけたようなウンチクがなくとも、美味ければそれでオールオーケーなのが食堂である。
ちなみにこのとんちゃんメニュー、ガスの焼き網の上に脂肪の塊を乗せて炙るので焼いている塊に引火することがある。小さなコンロなので早く焼けろと網に乗せすぎ、いきなりあがる火柱にびっくりするのもお約束のひとつであるのでご安心を。
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「三好市役所すぐ横の交差点。隣には別館宴会場もある。」
三好市役所すぐ横の交差点。隣には別館宴会場もある。
「昼からやっている焼肉屋さんである。夜は地元の宴会場と化す。」
昼からやっている焼肉屋さんである。夜は地元の宴会場と化す。
「さすが店名にもなっているだけあって、とんちゃんはホルモンのくせにハラミくらい高い。」
さすが店名にもなっているだけあって、とんちゃんはホルモンのくせにハラミくらい高い。
「めし250円+とんちゃん600円(手前の白い部位)」
めし250円+とんちゃん600円(手前の白い部位)
「焼くと丸まって焦げ目がつく。これと白飯だけで昼食には十分。」
焼くと丸まって焦げ目がつく。これと白飯だけで昼食には十分。
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