「卵なしのカツ丼」
伊予市は愛媛県中予地方の最も南に位置する市である。ここから険しい山地を越えれば南予であり気候も風土も一変する。濱田屋はここで百年近く続いているという食堂である。もちろん店内や建屋は何度かやりかえられているのであろうが、今も昔も地元に愛されている店である。
カツ丼と中華そばで有名であるが、今回は二種類あるカツ丼のうち、卵でとじていない素のカツ丼を食べた。福井市の有名店で食べたソースカツ丼ともまったく異なる、タレがかかったカツ丼である。これはこれで従来のカツ丼とは別次元の食べ物であると言えよう。
伊予市の旧市街は、大型ショッピングセンターやロードサイド店の立ち並ぶ国道付近と違って、商店街や町並みにまだまだ昭和の風情を色濃く残す町である。古い食堂を巡礼することはその食堂が出来た頃のその町を巡礼することに他ならないのである。
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「伊予市の商店街のはずれにある老舗食堂である。」
伊予市の商店街のはずれにある老舗食堂である。
「店内はリニューアルされ整備されている」
店内はリニューアルされ整備されている
「カヅ丼には卵なしと卵入りとがある カツ丼専門店ではなくカレーやうどん、中華そばもある食堂である。」
カヅ丼には卵なしと卵入りとがある カツ丼専門店ではなくカレーやうどん、中華そばもある食堂である。
「カツ丼 670円 卵でとじていないカツ丼である。」
カツ丼 670円 卵でとじていないカツ丼である。
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